プリザーブドアレンジ(仏花)
仏花のご紹介です。
特にこの季節、生花だと長持ちしないのでプリザーブドは最適ですよね!
ただ、仏花にはいくつか注意も必要です。
「仏花」と、言って皆さんはどんな花をイメージしますか?
輪菊、小菊、ピンポンマム、カーネーション、スターチス・・・といったところではないでしょうか!
これらは水揚げがよく、湿度の高い日本でも日持ちしやすいので昔から仏花に重宝された花です。
余談ですが、ウェディングブーケのお打合せで「ピンポンマムは縁起が悪いので外してください」
と、言われる花嫁様も少なくありません。
でも、ピンポンマムの花言葉は「高貴」「真実」「君を愛す」です。菊に至っては日本の国花です。
ただ、これは人それぞれのイメージによるもので、それを否定も肯定もする気はありません。
主役である花嫁様の好みを一番に考え作らせていただく事が私の使命ですから。
ただ、仏花に関しましてはマナーがありますので、
「プリザなら枯れないしバラを使って華やかにしてください」
という安易な考えにはご忠告させていただいております。
贈り物としてご検討されていらっしゃる方はこの注意点を踏まえた上でご購入をお考えください。
まず、四十九日までは白1色。(他のお色を使ってはなりません)
それからバラの花はNGです。
故人の好きだった花が「バラ」という場合や、贈り主の強いメッセージをご家族の方に伝えたい
という場合には必ずしもバラはいけない!という事はありませんが、バラを使ったアレンジの贈り物は
1周忌以降の方が無難だと思います。
私もよくネット上でプリザの仏花アレンジを目にしますが、あまりにもデザイナーの知識のなさに
寒気がします。
実際、日本のフラワースクールで仏花に関するレクチャーをしている教室なんて少ないとは思うのですが
商品化するのであればもう少し勉強してからにしましょうよ!と言いたくなってしまいます。
もう一度言っておきます。
「仏花のアレンジをお任せで!」
とご注文するのは本当に危険ですよ!知識のないフローリストが自信満々に作っているところがたくさん
あるのですから!
せっかくの好意で贈ったアレンジでご遺族に反感を持たれてしまっては誰も得しませんから!
他のフローリストの趣味やセンスを否定する気は毛頭ございませんが、日本人としてのマナーを
勉強されていないようなショップがネット上にはびこっている事に怒りすら感じる今日この頃です。
最期まで読んでくださりありがとうございました。
まずはバスケットアレンジから
Lシェイプ
Lシェイプアレンジは対に置くと素敵ですよ!
カラーリリー・芍薬・菊・シンピジウム・カーネーション・ラベンダーで作成しております。